ガイドブック

ここでのガイドブックというのは、「間違いだらけの歯医者選び」とか「安心してかかれる歯科医百選」といった類の本ではありません。

アメリカで発行された、患者さん用の「歯のスタイルブック」のことです。

ヘアーサロンに置いてある「ヘアースタイル・ブック」の、デンタル・バージョンと考えてください。

知人の歯科医ウィリアム・ドーフマンのアイデアから出版され、パーフェクトな出来栄えから、いまだに追随するコピー商品は見あたりません。

黒人・白人・黄色人種そして老若男女、目を見張るほど歯のきれいなモデルたちが勢ぞろいしています。

このガイドブックは前歯の大きさ、一本一本の各歯の大きさの比率、歯並び全体、そして唇とのバランスがわかるように設定されています。

もし、自分の前歯を全体的に治したいなら、そこから希望する写真を選びだして歯科医に伝えればよいのです。

このたいへん便利なコミュニケーション・ツールは、日本にも輸入販売されていますので、熱心な審美歯科医の診療所には置いてあるかもしれません。

シェードガイド

歯の色は百人百線、実に個性豊かです。

毎日「歯の色」を見て仕事をしている歯科医でさえ、具体的に色調の基準となる「色見本」がなければ、セラミックスで前歯を製作する際など困ってしまいます。

そこで「シェードガイド」という「歯専用の色見本」をもとに、作業を進めます(歯の色(色調)のことを専門用語では「シェード」と呼んでいます)。

具体的には「Vitaシェードガイド」という「歯専用の色見本」が世界中で最も普及しており、どこの診療所にも必す一つはあります。

「ホワイトニング:歯の漂白」その他の治療で歯の色調を改善する際にも、これを流用することになるでしょう。

ただし、この「Vitaシェードガイド」は色相(目に感じた色の種類)で分類されています。

「歯の漂白」を行う場合は、明度(明るさの度合い)を基準にしますので、明度を基準にそれを並べ替えた「漂白治療専用シェードガイド」として代用させます。

実際にこの「シェードガイド」を、明度の高い順に並べ替えるとBl、Al、BE、DE、AE、cl、CE、D4、A3、D3、B3、A3・5、B4、C3、A4、C4という順序になります。